こんにちは、サレ妻ブロガーの「すわる」です
わたし自身、夫に不倫されて1度心が死にました。
この記事では、失った心を少しでも取り戻すためにわたしが実際におこなった5つのことを紹介します。
はじめに
「不倫は心の殺人」とは、よく言ったものですね。
いま現在、心を殺された人は何人いるのでしょうか。
わたしも約10年前、その中の1人になりました。
不倫されたばかりの頃は「こんな苦しいの、いつまで続くの?」と毎日毎日泣き明かしました。
離婚はせず再構築の道を選んだものの、フラッシュバックや、うつ病との闘い。
消えてしまいたいと思ったことも1回や2回じゃありません。
そんな中で、わたしが実際に行って「少し心がラクになったな」と感じた方法を書き出しました。
- 不倫されてどうしようもなく辛い
- この辛さから抜け出したい
- 同じ経験をした人の話を聞いてみたい
- 不倫されて何をどうしていいか分からない
当てはまる方にぜひ読んでいただけたらと思います。
以下、サレ妻目線で書いています。妻に不倫された夫の方は置き換えて読んでみてくださいね
①「もっと良い妻にならなければ」と思わないようにする
パートナーに不倫されたと知ったとき「私の何がいけなかったんだろう?」と悩みませんでしたか?
決して、絶対に、自分が悪いから不倫されたと思ってはいけません。
確実に言えますが、どんなマイナスポイントがあったとしても不倫をしていい理由にはなりません。
理性で踏みとどまれる場面は何度もあったはずなのに、突き進んだ(欲望に負けた)者が100%悪いんです。
実際に専門家の方の記事を読んでみると、本当にしょーーーもない理由だったりしますし……。
自分に落ち度があると思ってしまう→反動で不倫された側なのに「完璧な妻にならなければ」と不安になる
という方も多いのではないでしょうか。
もしそういった考えを持っていたら、ぐちゃぐちゃのビリビリに破いてポイしましょう!
だって、不倫されたショックが大きすぎると何も手につかないですよね。
ご飯なんてコンビニで買ってこさせればいいんです(外食は不安になるので禁止)。
洗濯物も少し溜めたっていいんです。
ちょっとくらい掃除しなくても死にません。
なんなら食器洗いも夫にやらせましょう。
お子さんがいるなら、最低限のお世話だけはしてください。
子どもも夫の裏切りの犠牲者であり、最強の味方ですから。
妻の役目なんて二の次、三の次。
まずは、自分の傷を治すことに専念してほしいです。
②夫に協力させる
再構築の道を選んだ場合、これからの人生も不倫した夫と共に生きていくことになります。
その中で傷を癒すためには、夫の協力は必要不可欠です。
むしろ協力することは【不倫夫の義務】と言っても過言ではないですね。
まずは、夫婦間での約束事を決めてみましょう。
約束事を決めることによって、余計な不安を感じなくてすみます。
わたしの場合ですと『どこにいるかメールするときは写真付きで』と決めました。
夫は、ほぼ10年間「いま会社です。これから帰るね」のメールと共に、会社の時計(日付と時間がわかるもの)の写真を送ってきました。
写真があるだけで「あぁ今日は会社にいたんだな」と知ることができるので、ひとつの安心材料になります。
出張の時は、ホテルに着いたらテレビ電話をしてぐるりと部屋内を見せてもらったこともありました。
ただ、私の夫は営業職なので社外での仕事も多く、不倫されて日が浅い頃は「外回りの営業と見せかけて昼間に不倫してるかも」と不安になり内緒でスマホのGPS機能を駆使したこともあります(あまり大きな声では言えませんが)。
安心を手に入れる方法があるなら、どんどん取り入れましょう。
夫に内緒にするべきところはして、納得するまでとことんやってください。
ただし不倫ヤローは逆ギレという特技を持っていますので、見つかると面倒そうなことは細心の注意をはらってくださいね。本当に面倒です
約束事については『連絡をする時は写真付きで』、『いってきますの時はハグをする』、『スマホを見せてと言ったら見せる』など自分の心のままに自由に決めていいと思います。
このように、約束事を決めて心配や不安を1つずつ消していくのが傷を癒す近道です。
もし夫が内容に渋った時は一言「誠意をみせろ」と言ってやりましょう!
約束事は多くても3個くらいがおすすめです。
あまりにガチガチに夫を縛ってしまうと、不満が溜まり特技の逆ギレが発動する恐れがあります。
余談ですが、不倫発覚からたったの半年後に夫が「俺はいつまで頑張ったらいいんだよ!」と逆ギレしてきたため、キレ返したわたしの一言…
死 ぬ ま で だ よ !!
これで夫は黙りました。
③我慢しない
我慢にもいろいろあります。
- 泣くことを我慢しない
- 夫を責めることを我慢しない
- 夫と不倫相手を憎むことを我慢しない
- まだ夫を愛しているということを我慢しない
我慢をする度にジクジクと膿がたまり、どんどん悪い方にしか考えられなくなっていきます。
悪い膿は出してしまった方がいいです。
ただひとつ、自ら死を選ぶのだけは一旦少し我慢してほしいなと思います。
わたしは不倫されたすぐあと、生まれて初めて自殺を考えました。
もう生きてるのが辛かったのもありますが、一番は『自分が死ぬことで、夫と不倫相手への復讐になるのではないか』と思ったのが大きかったです。
いつものようにひとしきり泣いたあと、ふらふらと”ちょうどいい紐”を探していたとき、笑顔いっぱいの子どもの写真を見つけました。
わたしはこの子を置いてなんてことをしようとしたのか。
そのときは叫ぶように泣きました。
子どもだけではありません。
親、友達、同僚、飼い犬、飼い猫、まだ生きたいという自分の気持ち……誰でもなんでもいいんです。
自分がいないと本当に困る存在、自分のために本気で泣いてくれる存在を一度思い出してほしいです。
不倫から10年経った今、私は生きることを選んで良かったと思っています。
我慢はしない、でも死を選ぶのだけは本当に最後の最後の最後のときまで我慢して、しまっておいてください。
④専門機関を頼る
もしこれを読んでくださっているのがサレた側の方だとしたら、毎日フラッシュバックして辛かったり夜眠れなかったりして心身ともに休めてないと感じていませんか?
そういう時は、心療内科などの専門機関を頼るのも1つの方法です。
専門医への相談と薬の効果は、傷を癒す大きなサポートをしてくれます。
(不安を抑える薬、眠りを促す薬、興奮状態を抑える薬などいろいろあります)
わたしも精神的に限界だったので心療内科に行ったところ、【うつ病】と【PTSD(心的外傷後ストレス障害)】だと診断されました。
カウンセラーの先生に泣きながら説明をして「本当に辛かったね」と言ってもらえたとき、わかってもらえた嬉しさでまた号泣してしまったことを今でも覚えています。
今でも通院して薬は飲み続けていますが、薬の種類や量はだんだん減ってきています。
あとは、不安になったら頼る場所があるという安心感もあります
病院は二の足を踏んでしまうという方も、1度ドアを叩いてみれば気持ちが軽くなるかもしれませんよ。
⑤完治はしないけど、時間が癒してくれると信じる
冒頭でも言いましたが不倫は心の殺人です。
1度死んでしまった心は、もう元には戻りません。
わたし個人としては、夫の不倫でできたこの傷は完治しないと思っています。
でも、必ず「前よりも傷が癒えてきたな」と実感するときがきます。
例えば、わたしの夫が不倫したのは約10年前なのですが、
不倫直後~5年目くらい | 6年目~現在(10年目) | |
---|---|---|
テレビで不倫相手に似た芸能人が出てると動悸がする すぐにテレビを消す | ➡ ➡ ➡ | 気付かない。 もしくは「(不倫相手に)似てるなぁ」くらい |
ある地名を聞いただけで吐き気がする (二人がその地名にあるラブホテルに行っていたため) | 気にならない。 | |
(不倫現場が自宅のため)ベッドで寝られない | すやすや寝ている | |
夫のスマホの置き方ひとつで不倫を疑う | 疑うときもあるけど、見たくてソワソワすることはない | |
疑心暗鬼になっていつもピリピリしている | ピリピリすることなく、冷静に状況を見られる | |
夫の行動を1分1秒単位でメモする | 面倒くさい |
わたしの場合は6年目くらいのときにここまでの考えになりましたが、もっと早い人もいれば遅い人もいるでしょう。
自分のペースでいいと思います。
辛い日は続くかもしれませんが、いつかは軽くなるときが来ると信じてくださいね。
わたしは思い出すだけで辛かった内容をブログに書けるようになりました。「ネタにしなきゃやってらんねー」って気持ちで書いてます
さいごに
あくまで一個人の体験をもとに書き出してみた方法ですが、何か実践できそうな項目はあったでしょうか。
こうやって方法をご提案しているわたしですが、決して辛い経験を忘れたわけではありません。
この10年間で思い出さない日は1日だってないですし、夫とケンカしたときは心の中で「不倫したくせに」と毒づいています。
あとは、不倫相手のSNSもときどきに見にいきます。
(また夫と会ってて匂わせてないかとか、近況とか)
不倫された傷は一生かけても治りきらないし、夫を許すつもりなんて1ミリもありません。
不倫相手の女が誰かと結婚したとき、『因果応報』同じ目にあえばいいと思う自分もいます。
そういった辛い経験も他人の不幸を願う醜い自分も全部、これから上手く付き合っていくつもりです。
いま現在、辛くてしょうがないと感じている方に少しでも響くものがあれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました